『タイトルにひかれると疑問・・・』
マナー本は何冊か購入し、ハズレなしの分野と思っていました。
英国式という点と、評価の高さでさらに買い足したのですが、
タイトルにひかれると疑問・・・の内容です。
第1に、自分の過去の経歴に関する部分が長すぎます。
「英国式」で掘り下げるべきところよりも、生い立ちのような
記述が長いのが目立ちました。
本のタイトルと内容が一致したのは約30ページに達した時です。
第2に、会話例がちょっと古い感じがします。
大半は1ページ1例で、上段に<悪い例>、下段に<良い例>
という問答形式です。
敬語・丁寧語はひとつの文化だと思うので基本は大事です。
それを現代でも【浮かない】程度にアレンジして欲しいと思います。
不変的な部分を差し引いても、ちょっと古く、固すぎる気がしました。
第3に、ページの使い方がもったいないです。
巻末に御礼したい方の名前がびっしり羅列してありました。
人生の中でお礼をしたい方々はたくさんいらっしゃるでしょうが、
一つの書籍にここまで書くのは少々「やりすぎ」の感があります。
本の印刷・レイアウト面はキレイです。値段がはるのがわかります。
文庫でモノクロにして、コストダウンに期待したいところですね。
マナー本としては1冊目でなく、何冊目かに参考として欲しい本、です。