『最近急にバナナを買いに走った人に』
世の中「健康」に関する話や「健康法」ブームである。先日もバナナが店先から消える
事件が起きた。
そんな我々、世の中に対して著者はまず「じゃあ『健康』ってそもそもなに?」と問い
かける。
健康と病気。それらは対立するものではなく、並存するものだという東洋医学伝統の考え
を示す。医者が診て悪いところがないと思っても、本人が不調を感じていればその人は健康
ではない。ゆえに、「健康とはその人本人が健康だと思っている状態」と定義する。
確かに医学的に病気かそうでないか、さまざまな数値などが世の中には氾濫している。そ
のようななかで、まずは基本ではあるが大事な定義だと感じた。
快食療法というものを提唱している。といっても、その方法はシンプル。
・こうしないと、こうあらねば、と自分を禁止・抑制することをできるだけしない。
・自分にとって心地いい事を1つでも始める。 この2つだ。
若い頃の著者と現在の著者の写真もあり、説得力がある。(ご本人が書いているように
)髪の量は今のほうが少ないものの、昔の著者より今の著者のほうが圧倒的にスリムなのだ
。デブな医者に「食事に気をつけて」なんて言われたくないよね。
1分間ゲーム・・・その日いちばんうれしかったことを1分でもいいから思い出す なん
てのはすぐにやってみようと思った。
タイトルの言葉にギクリとした人には是非。