『医者と官僚が病気と医療費を増やさないよう、警告』
どこまでこの本の書いていることが信用できるかどうかは、分からないし、反論も相当にありそうだが、この本を読んで、プロの医者や官僚のいうことをそのまま信用しては危ないなと思った。確かに、悪意かどうかは別にして、彼らにとっては病気の基準を引き下げて病気を増やし、高価な検査や治療をした方が経済的に有利なのは事実で、そういう方向にバイアスがかからぬよう、特に目を光らせる必要はあるだろう。
「偽善エコロジー」と同様、(少なくとも素人である自分にとって)常識をくつがえす内容は、若干あおりすぎだなと思いつつも、純粋に読んでいておもしろかった。