『信じられるもの』
「この本は、いのちという現象に謙虚に向き合っている、私は、普遍的なものに触れた、、」これが、最初の感想でした。著者は、いのちという現象を「解釈」するのではなく、ひたすら共感することによって感じることを大切にしている、そのことが、本を通して感じられたのです。そして、驚いたことに、自由を感じました。自由になった気がしました。
共感することが苦手で、それなのに、絶望的なほど共感されたいと、こころの底では思っている、これは、きっと私だけではないでしょう。そしてまた、目の前の人に、こころから共感したい、とも。
この本は、単に技術的なことを伝えることや、解釈の正しさを証明するためや、宣伝のために著されたものではない、そういう確信が私の中にあります。道はあるのだという確信。
なぜかは証明できません。
普遍的なものに触れると成長を促される、そのような感覚が自分の中でしているからかも知れません。
何度も読み返しました。これからも、読み返すでしょう。自由になるために。