『KISS(Keep It Short & Simple)で始めるプレゼンの鉄則』
中国市場でのソフトメーカーの自社製品紹介を例に、左ページが英文で、右ページが対訳となっており、よい例、悪い例をまじえつつ準備編と実践編の二部構成になっています。
準備編では、全文を応用するよりも決まり文句を覚えてゆくほうが便利でしょう。徹底した入念な準備を強く説いているので、語学力以前に、目的意識、簡潔明瞭、質疑応答、スライドやボード利用に際し色彩感覚まで細かく突っ込んだ内容に驚きました。謙遜は美徳や照れ笑いが欧米では通用しないなど、慣習においても英語だけでなく日本語のプレゼンでも心したいことが満載でした。実践編では、ボディランゲージや話し方など高度な心理的アプローチまでカバー、まるで、就職用面接対策のマニュアル本という感じでした。付属CDの速度は速くはありません。時間がない方には、最後のまとめだけでも読むと良いでしょう。
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