『受診する側も意味が解り納得できる』漢方診療を受ける側がいったい何をされているのかが良く解る良書。 特に腹診で何を診ているのか、写真入りで解説がされているところは他では 見ないので納得した。 巻頭に書かれている通り、漢方医学の復興の時代から一時代先の、 漢方医学の現代語への翻訳への情熱及び、 日本独自の医学である漢方医学を日本の医師として発展させようという 強い意気込みが感じられて、 科学信仰の20世紀に替わる新時代を感じた。