『相手に「話させる」能力』
人との対話で最も重要な能力は、「聞く」能力でも「話す」能力でもなく、相手に「話させる」能力であると主張する本。人間の「話す」ことに対する欲求は非常に強く、もはや本能といっていいと著者は言う。だから、「聞き上手」であることも大切だが、相手に気持ちよく「話させる」能力はもっと重要だという。そしてそのような資質を備えた司会者を3人挙げて、それぞれのタイプの特徴を説明している。それは@タモリ型、A黒柳徹子型、B明石家さんま型の3つである。対話がうまくいくかどうかの一要因として参考になった。