『いのちをいつくしんで…』
親から子へと受け継いでいく命だけれど、それだけではない、
さまざまな人と人とのつながりから、奇跡のように生まれたのが
私という命なのだ、ということを教えてくれます。
今、私がいる=この奇跡を思い、たいせつに自分で自分を育てていって
欲しいと願わない親はいませんよね。
思春期にさしかかった女の子に(いいえ男の子にも…)、大人からの
温かいメッセージをたたえた絵本です。
『みごも栗』は、実在の木だそうです。
ふつうだったら「ふーん。めずらしいわね」で終わってしまうような
木のお話しが、ステキな少女の成長物語に重ね合わされます。