『鮮明かつ重たすぎない挿し絵』いばりちらす殿様ガエルと、無理無稽の労働に駆りたてられた雨ガエルたちの周章狼狽する様子・・・。滑稽であり、残酷でもある物語の光景を、村上勉の独特な挿し絵が鮮やかに、かつ重たすぎずに和らげていて、一冊の絵本として良くできていると思います。