『ぜひ、ぜひお読みください。』
この本は心理学者である著者が長年にわたる重度心身障害児や自閉症の人たち、高齢者たちの心理療法として開発した動作法の実践入門書である。リラクセーションという言葉は知らない人がないほどに一般化されている現代であるが、これこそ真のリラクセーションというのだろうと思う。
ブルーバックスという小冊子にこれだけわかり易く、しかも72枚の写真を使って丁寧に書かれているのは驚きというほかはない。
とくに、お勧めしたいのは説明されているリラクセーションの方法は、著者によって日本で開発された誰にでも使うことのできる方法であり、熟練すれば心理療法としての効果を充分に発揮できるものであるということである。
実際、私がこの本のとおりにやってみた結果は説明されているとおりであった。65歳になる私は現在肩こりや腰痛に悩まされることはないし、精神的にゆとりを持てるようになったと実感している。
「役に立つ!」このひと言である。