『まとまってはいるが・・・・』
内容としてまとまってはいるが情報が極端に少ないように感じた。実際に3国分なのにほかのガイドブックの1国分の数分の一の厚さである。
特にエストニアの旧市街については記述すべきことがまだまだあるように思えるが、日本語のガイドブックとしてはほかに同様のものがないので、事前に参照する価値はあるだろう。写真もきれいだと思う。
実際に観光中に私が用いたのは、現地の両替所でもらった無料の地図と無料のガイドブック(いづれも英語、ロシア語、フィンランド語、現地語などあり。日本語はない)で、このガイドブックを上回っている。ただし現地でしか入手できず、配布場所も限られているので探すのに苦労する。この地域では人によっては英語も通じるが、ロシア語が広く通じる。
あと、事前に参照するためとするなら、渡航ルートについての記述が足りない。ヨーロッパ各都市からバルト三国の首都へフライトはあるが、そのほかにもフィンランド、スェーデンからフェリーで上陸することができ、特にヘルシンキ(フィンランド)からタリン(エストニア)へのルートは経済的で、時間も片道一時間半なので現地では有名である。私はこれをフィンランドで教えてもらったが、日本のガイドブックからはわからないので詳細を調べていくとよい。
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