『具体的なアドバイスがあり、症例も多い実用書』
この手の本はたくさん出ているので、かなり迷いましたが、購入して正解でした。
読み進めていくうちに、「あーやっぱり自分もHSPだったんだ。」と妙に納得してしまいました。
この本のいいところは、具体的にHSPがどう生きていったらいいかと言うのを書いているところ、また症例が豊富で、値段の割には中身が充実しています。HSPの恋愛傾向もまあ役に立ったんですが、私は具体的な仕事はどんな仕事か?HSPは芸術的な仕事に携わる傾向があるが、アインシュタインのように「仕事は経済を支える手段」と割り切って、好きなことは仕事にしない、と言う考え方で「相対性理論」を考えたと言うのは、読んでいて目からウロコでした。
最後に「ゆるし」と言う言葉が出てきた時「ああ、やっぱりHSPである私を傷つけた人を赦さなくちゃいけないの?」という複雑な思いと、「HSPである私自身が私を赦せば楽になれるのかしらん?」と、少し糸のようにもつれていた私の人生の道に、光が見えてきた気がしました。
「自分ってもしかいしてHSP?」と思った方には一読をお勧めします。文庫版になって廉価で中身は値段以上です。