『参考になるし、実践的でもある』
「モテる話術」が文庫版となって、価格的にも買いやすくなった。
500ページあることは、中編小説を読むほどのボリューム感がある。モテることは男の願望だ。そのための話術を心理学を駆使する説明方法ではなく(結果的には心理学に則っている部分もあるのだが)、女性に騙すことなく真摯に、気を引かせるテクニックが記述されている。
学ぶ部分は多いと思われる。著者である、ロンとディビットの会話的説明記述もアメリカ的で、さくさく読めて面白い。ただ、著者の国柄と日本の違いを微妙に抵抗感を感じてしまうところもあるが、それ以上に丁寧に世界共通というべき女性の心を引きつかせるための説明の上に、違和感も少ないのである。
図解、イラストは一切ない。全て文章で説明されいる。重要な部分には太字で強調している。
一読してみて、なんとなくアウトライン的なものは把握できたが、この書物に書かれていることを頭に入れるには、余りにもボリュームが大きすぎるので。二、三回読んで、自分にもっとも必要なところをしおりを貼るなりして行動していくことがいいだろう。
又、12章を一章ずつ、重要且つ行動に際して実践するべきところを、自分でノートに簡潔にまとめてみるのもいいだろう。ただの読み物として読んでいては決して身につかないのは明らかである。
自分なりに使える部分をチョイスしたり、章ごとにノートに簡潔に実践する部分をまとめ、実際の女性の前で実践することがベストであろう。
女性を攻略するのも、勉強、勉強である!
そして、この本に記されているとおり、たとえ失敗しても恋は確率のゲームだと、ゲーム感覚でいけば傷つくことなく、次から次へと女性にアタックすることができる自分がいるに違いない。