『いまのひろさちやさんは凄過ぎる!』
ひろさちやさんの本は20年以上前から読んでいるが、ある時期から全く読まなくなっていた。正直、ひろさちやさんは時代遅れ、実際的ではないと思っていたのだ。
しかし、ふと気紛れに、ひろさちやさんの最近の本を読み始めたら、全く驚愕した。
いまのひろさちやさんは凄い。
70歳を過ぎて、失うものは何もないので、人が言わないことでも、言いたいことを何でも言ってやるということが書かれているが、その覚悟は伊達ではない。
そして、実に現実的、実際的だ。最先端科学にも詳しい頭の良い人が書いた思想や問題解決学、自己実現に関する本を最近はよく読んでいるが、ハイテクにも縁遠いというひろさちやさんがはるかに上かもしれない。
ひろさちやさんの視点に盲点がない。言われて私ははっと気付く。世間に騙されまいと思っていたはずが、すっかり騙されていることに気付く。
ここまで書いて大丈夫かいと本気で心配になる。
私は、日本はもう滅んで良いのだと理解した。その覚悟もできたし、そこから世界平和を実現させることもできると思う。そんなゆるぎない強さに溢れた本だ。