『これぞ「おさいほう」』
型紙をおこし、生地を地直しして、裁断し、ミシンで縫って…というテクニック的なことは、
他のソーイングの基礎の本が詳しいかもしれません。
でも、まち針は直角にうつとか、縫い始めは1センチ手間に針を刺す、
縫いすすめていった時のまち針は手前で抜く(つまり、手前までは抜かない)など、
こうした、なんとなく気付いてはいたんだけど本当はどうなの?ということを
きちんと説明してくれている本です。
洋裁や手芸が趣味の人は違いますが、
一般的には、家庭科以来のお裁縫箱と向きあわなければならなくなるのは、
子どもが保育園やら幼稚園に入園する時ではないでしょうか?
通園グッズは購入できても、ゼッケンやら名前付け、
それ以外にも制服がほつれたりと、
何かと裁縫箱をひっぱりだす機会は多いです。
そんな時に役立つ本です。
つまり、ソーイングというより「おさいほう」の本です。
私が、この本が役に立ったなあ?と実感したのは、
洗濯で取れてしまったボタンダウンシャツの襟のボタンをつけることができたとき。
「穴があいた!」と、「ボタンがとれた!」の2項目を駆使して、直しました。
以来十数回(いやそれ以上)洗濯していますが、大丈夫です。
これまで「力布つきボタン」のこと、知りませんでした?。
子どもが親元を離れる時、そっと渡したくなる本です。